水晶とダイヤモンドの違い・意味

水晶とダイヤモンドの違いとは

水晶とダイヤモンドの違い

- 概要 -

どちらも物質の結晶であり、宝石として親しまれている。大きな違いは「水晶」は石英のことで二酸化ケイ素の結晶である。一方、「ダイヤモンド」は炭素の結晶である。また、見比べたときに、「ダイヤモンド」の屈折率が高いという性質から、輝きが高いのが特徴である。

- 詳しい解説 -

「水晶」と「ダイヤモンド」はどちらも透明な天然の結晶である点には違いはないが、それぞれ元となる物質が異なる。「水晶」は石英のことで二酸化ケイ素の結晶、「ダイヤモンド」は炭素の結晶である。両者を見比べたときに、「ダイヤモンド」の方が輝きがあるのが特徴である。

「水晶」はクリスタルとも呼ばれ、「ダイヤモンド」と比較したときに輝きが劣るのは屈折率の低さによる。中に含まれる不純物や自然界からの放射線による結晶構造の異なりにより、透明なものから、アメジストとも呼ばれる紫色の紫水晶、ピンク色のローズクォーツ、黒水晶など多数の種類ができる。

「ダイヤモンド」は、屈折率や熱伝導率が高く、水を弾く力が強く、油を弾く力は弱い性質をもつ。これらを利用した模造品との比較テストがあるが、例えば、本物であれば、屈折率が高い為に素晴らしい輝きを持ち、紙の上に黒い線をひいて「ダイヤモンド」を通して見たときに真っ直ぐには見えず、息を吹きかけるなどして表面を曇らせたときに曇りはすぐに消え、水滴を垂らせば丸い水滴が作られる。なお、油性マジックは「ダイヤモンド」にくっついてしまうので注意が必要である。