消費税と所得税の違い・意味

消費税と所得税の違いとは

消費税と所得税の違い

- 概要 -

「消費税」とは、広く一般消費者や企業が商品を購入したり、何らかのサービスを受けた等した際に支払う金額に応じ、上乗せして国に納める税金のことで、間接税のひとつである。取りまとめて、一括して事業者が行う。一方、「所得税」とは、所得があった者に対して課せられる国税で、その所得に応じて自身で支払う直接税のひとつである。どちらも国税のひとつであるが、対象となるものや支払う者が異なる。

- 詳しい解説 -

「消費税(しょうひぜい)」とは、商品を購入したり、何らかのサービスを受けたとき等に支払う金額に対し、上乗せして国に納める税金(国税)のことで、さらに‘間接税’に分類されるものである。2016年1月時点では消費税は8%となっている。なお、‘間接税’とは、税金を負担する‘税担者’と税金を納税する‘納税者’が異なる税のことをいい、「消費税」と同じ分類にあるものは、酒税やたばこ税、揮発油税である。例えば、商品を買った時、‘税担者’にあたるのは購入者、‘納税者’にあたるのは‘商店’である。

「所得税(しょとくぜい)」とは、所得があった(儲け)国民に課せられる国に納める税金(国税)のことで、さらに‘直接税’に分類される。義務を負ったものが直接支払うことから‘直接税’と呼ばれ、同じ分類にあるものには、相続税や法人税がある。

どちらも国に納める税金であるが、「消費税」は一般消費者も含めて多くの者が税を負担し、納税作業は一括して事業者が行うのに対し、「所得税」は所得のあった者のみが、その所得に応じて自ら納税作業を行う点が異なる。