- 概要 -
地球に最も近い場所に位置する月の動きにより、太陽との位置関係により起きる引力によって、地球の海面は上昇し下降する。「汐」も「潮」も「しお」と読み、そのような干潮と満潮による、‘しお’の満ち引きを指す語であるが、特に「汐」は夕方のしおを意味する。また、平成22年11月30日に内閣告示された常用漢字表によると常用漢字は「潮」であり、一般的に「潮」が使用されている。
- 詳しい解説 -
「汐」も「潮」も「しお」と読み、どちらも、月や太陽などの引力により引き起こされ、海面が昇降すること(干潮と満潮による、しおの満ち引き)を指す語であるが、「汐」は特に夕方のしおを指す。なお、これは法律等で厳密に定められているわけではない。また、法令や公用文書、新聞、雑誌など一般社会で生活する上で使用する漢字について、無理のない制限のもと定めた常用漢字表(平成22年11月30日内閣告示第二号)によると、常用漢字は「潮」であり、「汐」は人名用漢字として登録されているため、現在は「潮」を一般的に使用する。
「潮(汐)」は、干満差が最も大きい状態の大潮、干満差が最も小さい状態の小潮、大潮と小潮の間の期間の状態の中潮、小潮末期で干満の変化が緩やかに流れる長潮、長潮からふたたび大潮に向かい、再び大きくなる日を若潮と呼ぶ。