サニーレタスとレタスの違い・意味

サニーレタスとレタスの違いとは

サニーレタスとレタスの違い

- 概要 -

「サニーレタス」も「レタス」も、ともに植物学上キク科アキノノゲシ属に分類されるチシャと呼ばれる葉もの野菜のひとつである。その最も大きな違いは、「サニーレタス」の葉は結球しないのに対し、「レタス」は結球することである。また、「サニーレタス」の葉先部分はアントシアニン色素で赤紫色に染まっているのも特徴で、栄養価も「レタス」に比べ、格段に豊富に含まれている。

- 詳しい解説 -

「サニーレタス」と「レタス」は、どちらもキク科アキノノゲシ属に分類される植物であり、葉を食用とする葉もの野菜のひとつである。その違いは、「サニーレタス」は葉が結球しないこと、「レタス」は葉が丸く結球することである。また、栄養価も「サニーレタス」の方が全体的に高いのも特徴である。

「サニーレタス」は、アカチリメンチシャとも呼ばれる非結球タイプのレタスである。葉の先端部付近がアントシアニンの赤紫色に染まって縮んでいるのが特徴で、葉は柔らかく、味は苦みや青臭さが少なく食べやすいことから、サラダなど特に生食にする野菜である。活性酸素を抑制する作用をもつカロチンを「レタス」の10倍以上含み、また、ビタミンや鉄、カリウムなども豊富に含まれる。

「レタス」は、玉レタスや玉チシャとも呼ばれる、葉を層にして丸まって成長する野菜である。葉は薄緑色もしくは緑色で、シャキシャキとした食感をもつ水分を豊富に含む野菜である。サラダなど生食のほか、炒め物やチャーハンなどに使用することもある。

なお、レタス類は日本ではチシャと呼ばれるが、葉や茎の切り口から白色の乳のような液体(乳液)が滲み出ることから呼ばれる‘乳草’が由来となったものである。