メートル法とヤード・ポンド法の違い・意味

メートル法とヤード・ポンド法の違いとは

メートル法とヤード・ポンド法の違い

- 概要 -

「メートル法」は1875年に17国の代表により締結された条約で、世界標準の長さや質量、時間、温度など様々な数量を計測する基準となる数値や単位のことである。日本もこれに準じ、現在は56か国(2015年現在)が加盟する。一方、「ヤード・ポンド法」は古代オリエント文明の流れを汲み、イギリスで定着した数値や単位で、一般的に使用しているのは主にアメリカのみである。

- 詳しい解説 -

長さや質量、時間、温度など様々な数量を計測する基準となる数値及び単位のうち、世界標準のものが「メートル法」であり、「ヤード・ポンド法」は主にアメリカ(リベリア及びミャンマーは「メートル法」に移行中)で使用している方法である。

「メートル法」は1799年フランスが発祥で、現在では日本及び世界各国で使用する基準単位である。1875年5月20日に発祥国首都のパリでメートル法が条約として取り決められ、日本は1885年に加入して統一が図られてきた。Kmやm、cm、g、摂氏(℃)、mlなどのことである。

「ヤード・ポンド法」はフート・ポンド法とも呼ばれ、古代オリエント文明で生まれたものが、時代を経て変化し、イギリスで定着したものである。「メートル法」との互換では、例えば、1インチは2.54cm、1フィートは12インチで30.48cm、1ヤードは3フィートで0.91m、1マイルは1.6kmとなる。