西暦と年号の違い・意味

西暦と年号の違いとは

西暦と年号の違い

- 概要 -

「西暦」も「年号」とは、ある年をはじめとして何年経ったか、または現在が何年であるかを知るための無限に数えられる‘紀年’の方法のひとつであり、その違いは、「西暦」は世界中で広く普及しているのに対し、「年号」は日本独自の和暦のひとつで、専ら国内のみでしか使用できない点である。特に「年号」は、645年に制定された大化からすべての名称を覚えていないと和暦開始後何年と答えられないのがデメリットともいえる。

- 詳しい解説 -

「西暦」も「年号」もある年をはじめとして、何年たったか、もしくは現在が何年かを知るための、紀年方法のひとつである。その違いは使用されている規模であり、「西暦」は世界で広く普及しているのに対し、「年号」とは日本独自のものである。

「西暦」は、当時、キリスト教の迫害者でローマ皇帝ディオクレティアヌスの即位を始点として用いていたが、その名を残すことを疎んでローマの神学者ディオニュシウス・エクシグウスが新しく算出して提案したとされる。なお、西暦以前の年を紀元前と冠し、昔ほど数値を増やして数えていくのが特徴である。

一方、「年号」は、日本で使用されている‘和暦’のひとつである。一般的に、明治、大正、昭和、平成といった、ある特定の時代の名称もしくは後に続く数字のことをいうが、専門家でもその違いは曖昧である。なお、皇位継承により名称が変わる際にはその年の途中でも変更となり、1から数え直される。645年に制定された大化が始まりである。