庶務と総務の違い・意味

庶務と総務の違いとは

庶務と総務の違い

- 概要 -

「庶務(しょむ)」と「総務(そうむ)」は、どちらも、各事業所の事務的な運営を円滑に進める為に置かれた、幅広いジャンルの雑務を取り扱う職務であることに違いはなく、各事業所ごとに取り決めは違うものの、ほぼ同じ仕事を行う部門である。「庶務」と「総務」の一般的な違いは、「総務」は各事業所全体に関連した雑務を行う部門であるのに対し、「庶務」は各部門等のなかに置かれ、部門等に関連した雑務を行う部門といえる。

- 詳しい解説 -

「庶務」は「しょむ」と読み、「総務」は「そうむ」と読み、どちらも幅広いジャンルの雑務を行う仕事を担う。どちらも各事業所ごとに職務は異なるが、一般的に、受付業務や会議室などの予約管理、文房具やコピー用紙など事務的消耗品の発注と管理、ICレコーダーやデジタルカメラ、コンパクトディスクなど社内備品の管理、複合機のメンテナンス依頼や、慶弔事項の社内関係者への連絡や書類申請、電報や供花の発注、忘年会や暑気払いなどの社内行事の企画・運営など、各事業所内部の事務的な運営が円滑に進むよう、取り計らうのが仕事である。

「庶務」と「総務」の違いは事業所の規模によっても変わってくるが、一般的に、事業所全体に関係した上記のような仕事を行うのが「総務」であり、一方、事業所内に置かれた各事業や部門、課などの中にそれぞれ設置される上記のような仕事を行うものを「庶務」と呼ぶ。