アーチェリーと弓道の違い位・意味

アーチェリーと弓道の違い位とは

アーチェリーと弓道の違い位

- 概要 -

「アーチェリー」は照準器や振動を抑える装置を装着した洋弓を使用し、どれだけ的の中心近くに中たるかを点数にして競う、世界的にも普及しているスポーツである。一方、「弓道」は日本古来の弓術を起源とし、弓に弦が張られただけの道具で矢を射る。中心でなくても的に中たることと、美しく弓をひく姿勢なども重視した心身を鍛える武道を含んだ競技である。

- 詳しい解説 -

「アーチェリー」とは洋弓を使用して矢を的の中心に中てることで点数を競うスポーツ競技であり、一方、「弓道」とは、和弓を使用し、射た矢を的に中てることや、その一連の所作を含めた心身を鍛える日本の武道またはスポーツ競技のことである。「アーチェリー」と「弓道」では本来の目的や、使用する道具やスポーツ競技としてのルールなど、まったく異なるものである。

「アーチェリー」の起源は、狩猟のために使用した弓矢が始まりとされる。武器の時代を経て、16世紀のイギリスでコンテストを開催したのがきっかけとなってスポーツ競技へと変化した。自分から見て弓の左側を矢が通り、照準器や振動を抑えて安定させるためのスタビライザーと呼ばれる棒が装着されているのが特徴である。距離は30mから90mと競技の種類により異なるが、どれだけ的の中心に中てることができるかを点数に代えて競うスポーツである。

「弓道」は日本の古武道である弓術を起源とするもので、自分から見て右側を矢が通り、28m先または60m先の的へ中てること、形や振る舞い、しきたりなど、いかに美しく上手に弓をひくかといったような姿勢を重視した武道を含む競技である。