恐竜とワニの違い・意味

恐竜とワニの違いとは

恐竜とワニの違い

- 概要 -

「恐竜」と、「ワニ」は大きな枠組みでは同じ爬虫類、そして主竜類に分類される近しいとされる仲間である。しかし、「恐竜」は脚を真っ直ぐに下に伸ばすような姿で2本脚(もしくは4本脚)で直立歩行するのに対し、「ワニ」は膝を直角に曲げるようにして横に伸ばすような姿になり、這うように移動するのが特徴である。このことから、「恐竜」は鳥類に近い分類であったとされ、「恐竜」と「ワニ」の最もな違いは、脚の在り方による立ち方と、歩き方である。

- 詳しい解説 -

「恐竜」を英語では「Dinosaur」と書く。ギリシア語で恐ろしいという意味の「Deinos」とトカゲという意味の「Sauros」に由来して名付けられた。中生代の陸上を支配者的に闊歩していた「恐竜」も白亜紀の終わりに絶滅したが、「恐竜」と「ワニ」は爬虫類という大きな枠組みでは同じ仲間である。さらに、「恐竜」は、四本の足が体の斜め下か真下から生えたり、噛む力を強くするために顎の筋肉のつく場所が増している、歯が一本ずつソケットに収まっているなどの特徴から名付けられた、「ワニ」と同じ‘主竜類’に分類される。

このように特徴の多い「恐竜」と「ワニ」であるが、実際、現生において「恐竜」に近いのは鳥類である。これは脚の在り方で区別されるもので、「恐竜」は足を真下に伸ばして、専ら、2本脚(または4本脚)で直立した姿勢で歩行していたとされるのに対し、「ワニ」の膝は直角に近く曲がり、横に伸ばして這うように移動するのが特徴である。

「恐竜」と「ワニ」の大きな違いは、脚の在り方による立ち方と歩き方である。