殿下と陛下の違い・意味

殿下と陛下の違いとは

殿下と陛下の違い

- 概要 -

「殿下(でんか)」とは皇太子や皇太子妃、親王など、皇族の方々に使用する尊敬の意味を込めた呼び名のことであり、一方、「陛下(へいか)」とは、天皇や皇后、皇太后、太皇太后に使用する尊敬の意味を込めた呼び名のことである。「陛下」は使用する対象が限られるのが特徴である。

- 詳しい解説 -

「殿下」とは「でんか」と読み、皇太子や皇太子妃など、皇族の方々に使用する尊敬の意味をこめた呼び名である。

「陛下」とは「へいか」と読み、天皇や皇后、皇太后、太皇太后に使用する、尊敬の意味をこめた呼び名である。天皇「陛下」と呼ぶことも、ただ「陛下」と呼ぶこともある。

つまり、「殿下」と「陛下」では、用いられる対象が異なる。「殿下」の‘殿’や「陛下」の‘陛’は、本来、直接お名前を呼ぶことが恐れ多いため、その方々が居る建物の‘下’を意味して使用された言葉で、「殿下」とは宮殿の下、「陛下」とは天子が宮殿にのぼる階段のことをいい、階下にいる近くで使える臣下を通じて、天子に言葉を届けることに由来する。