温泉卵と半熟卵の違い・意味

温泉卵と半熟卵の違いとは

温泉卵と半熟卵の違い

- 概要 -

日本各地に湧き出た温泉を利用して茹でられた卵を「温泉卵」と呼ぶが、専ら、「温泉卵」とは、殻を割ると、白身が黄身よりトロリとしている状態のものをいい、「半熟卵」とは、殻を剥くと、白身が固まっていて黄身がトロリとした状態のものをいう。

- 詳しい解説 -

専ら「温泉卵」とは、白身の部分が黄身よりトロリとしている状態の卵のことをいい、「半熟卵」とは白身はしっかりと固まっていながら黄身の部分がトロリとしている状態の卵のことをいう。なお、温泉を利用して茹でられた卵は、トロリとした状態ではなく、しっかりとした固ゆでであっても「温泉卵」と呼ばれる。このような「温泉卵」には、福島市飯坂温泉や米沢市小野川温泉のラジウム玉子、箱根大涌谷の黒たまご、別府の地獄ゆでたまご、源泉温度日本一の兵庫県湯村温泉の温泉卵などが知られる。

「温泉卵」や「半熟卵」になる理由は、卵の黄身の部分はおよそ70℃で固まるのに対し、白身部分はおよそ80℃で固まるという温度の違いである。「温泉卵」を自宅で作るには、65℃から68℃の温度を保ちながら30分程度茹でるのが目安である。