けいれんとひきつけの違い・意味

けいれんとひきつけの違いとは

けいれんとひきつけの違い

- 概要 -

「けいれん」と「ひきつけ」は症状であり、一般的に同じものを指す。身近で最も多いのは、生後6か月から5歳までに一気に38度や39度まで熱が上がることが原因の‘熱性けいれん’であり、日本では子どもの10人に1人の割合で起きる。自分の意思とは関係なく、突然手や足などが突っ張り、一時的に呼吸がとまり、意識を失う状態のことを指す。

- 詳しい解説 -

一般的に「けいれん」と「ひきつけ」は同じ症状のことを指す。自分の意思とは関係なく、突然手や足などが筋肉の収縮が続くことにより突っ張り、全身が硬直し、一時的に呼吸が止まり、意識を失う状態になるものである。

最も身近なものが、生後6か月から5歳までによく見られる「けいれん(ひきつけ)」の一つが‘熱性けいれん’である。熱が急に38度や39度に上がる時に起こりやすく、ほとんどの場合が数分で治まるとされる。15分以内に治まるものを単純型熱性けいれんと呼び、15分以上続いたり、片方だけ起きたり、24時間以内に2回以上起きたりするものを複雑型熱性けいれんと呼ぶ。再発率は30%から50%であるが、3歳以降になると自然に起こらなくなるとされる。

また、てんかんや脳腫瘍や脳梗塞などの脳疾患、目の酷使などが理由とされる眼瞼痙攣、心因性発作など、様々な病気でも「けいれん(ひきつけ)」の症状が発生する。