ステンレスと魔法瓶の違い・意味

ステンレスと魔法瓶の違いとは

ステンレスと魔法瓶の違い

- 概要 -

水筒(ボトル)やマグなどの容器に用いられるが、「ステンレス」は傷みにくく錆びにくいが、冷温の熱が逃げやすい性質をもち、「魔法瓶」は一般的にガラス製の二重構造で、この間を真空状態にすることで保冷温機能に長けるが、破損しやすく重いという性質をもつ。しかしながら、両方のメリットを取り入れた「ステンレス」製の「魔法瓶」が作られ、さらに軽量化を図り、チタン製の「魔法瓶」も開発されている。

- 詳しい解説 -

「ステンレス」と「魔法瓶」は、主に水筒やマグボトルの内側の材質及び構造のことである。「ステンレス」とは材質で、傷みにくい、錆びにくい、熱伝導率がよいという性質をもつ。一方、「魔法瓶」とは内部が二重構造になっており、その間の空気を抜いて真空状態にすることで保温性や保冷性を高めた構造である。筒内部がガラス質でコーティングされているため、破損しやすく重い、容器がかさばるなどの欠点ももつ。

つまり、水筒に「ステンレス」を使用した場合は、傷みにくいが保温性や保冷機能が劣り、「魔法瓶」を使用した場合は、重く破損しやすいが、保温性や保冷機能に長けることとなる。

なお、近年、「魔法瓶」にガラス質ではなく「ステンレス」を用いたり、さらに軽量化を図ったチタン製の、スリムで小型化されたものも開発されている。