紹興酒と焼酎の違い・意味

紹興酒と焼酎の違いとは

紹興酒と焼酎の違い

- 概要 -

「紹興酒」とは、中国の浙江省紹興市で作られていなければならず、原料には鑒湖の冬場の名水と良質なもち米を使用し、3年以上の熟成期間を必要とした醸造酒のことをいい、「焼酎」とは日本で作られる伝統的な蒸留酒であり、芋、米、麦、黒糖、蕎麦、サトウキビ、トウモロコシ、糖蜜などを原料としたものである。

- 詳しい解説 -

「紹興酒」とは中国の浙江省紹興市のみで作られるもち米を原料とした醸造酒のことをいい、「焼酎」とは日本の伝統的な蒸留酒のひとつで、芋、米、麦、黒糖、蕎麦、サトウキビ、トウモロコシ、糖蜜などを原料としたものである。

「紹興酒」とは、2400年以上前の春秋時代より作られている伝統的な酒のことである。鑒湖の冬場の名水と良質なもち米を使用し、乳酸菌が繁殖するまで水に漬け、蒸し煮にし、麦のまわりに菌を付着させた麹と水を加えて発酵させる。その後、3年以上熟成させるのが特徴である。

「焼酎」とは、主な原料は、芋、米、麦、黒糖、蕎麦などがあり、麹菌を加えて発酵させることによりアルコールを含ませ、これを蒸留して素材の風味豊かな蒸留酒とする。単式蒸留酒もしくは一般的に本格焼酎と呼び、酒税法上は焼酎乙類に分類される。さらに、サトウキビやトウモロコシ、糖蜜を糖化し発酵させて蒸留し、高いアルコール度数になったものを水で薄めてから熱を加え、濾過、精製される、ほとんど無味無臭の連続式蒸留酒があり、果実酒を作る時に使用されるホワイトリカーはこれにあたる。酒税法上は焼酎甲類に分類される。