コットンと綿の違い・意味

コットンと綿の違いとは

コットンと綿の違い

- 概要 -

「コットン」は英語‘cotton’に由来し、その意味は「綿」である。つまり同じものを指すが、特に「コットン」としたときには、綿の糸を使用した生地や製品のことを指す。吸水性に富み、一般的に普及している衣料用の素材であり、カーテンやクッションカバーといったインテリアファブリックにもよく使用される。

- 詳しい解説 -

「綿」を英語で「コットン(cotton)」という。つまり、同じものを指すが、特に、「コットン」は「綿」の繊維を用いて紡いだ糸を使用した生地や製品の代名詞としても使用される。

「綿」とは、アオイ科の植物‘ワタ(綿)’の花後に付いた種が弾けた‘コットンボール’から採取されるもので、種子に生えている白色のフサフサとボリュームのある毛を紡いだものである。世界各地で栽培されていることから比較的安価に手に入れられ、身近な素材として親しまれてきた。五千年以上も古くから繊維を採取されてきたが、日本には平安初期に中国から渡来したのがはじまりとされ、吸水性のよさや肌触りが良く着心地がよいことから、専ら衣料やタオルなどに用いられる。なお、産地により高級な銘柄もあり、エジプト綿やインド綿、スーピマ綿などが挙げられる。