公邸と首相官邸の違い・意味

公邸と首相官邸の違いとは

公邸と首相官邸の違い

- 概要 -

「公邸」とは総理大臣公邸などと呼ばれることもあるが、現職の総理大臣の住まいのことであり、一方、「首相官邸」とは執務室のことである。両者は同じ敷地内に建てられ、緊急事態時にはすぐに駆け付けられるよう、庇でつながっているとされる。

- 詳しい解説 -

「公邸」とは現職の総理大臣の住まいのことであり、一方、「首相官邸」とは執務室のことで内閣官房長官や内閣官房副長官などが執務する部屋も備えられている。

「公邸」は、総理大臣公邸や首相公邸、総理公邸とも呼ばれることもある。2002年に新しい「首相官邸」が竣工し使用されるようになったことから、以前の「首相官邸」を南に50メートル曳家と呼ばれる建物を移動する方法を用いて移動させ、内装は建築当時の様相に改修しながらも、太陽光発電や燃料電池による発電と熱供給システムなど最新の技術も取り入れて、2005年より「公邸」として使用されるようになった。しかし、「公邸」に住むかどうかは歴代の総理大臣ごとに判断が委ねられており、現在(2016年時点)は誰も入居していない。