インコとオウムの違い・意味

インコとオウムの違いとは

インコとオウムの違い

- 概要 -

「インコ」も「オウム」もオウム目(もしくはインコ目)に分類される鳥類のそれぞれ総称で、「インコ」は約330種類、「オウム」は約20種類が分布する。「インコ」と「オウム」の大きな違いは、頭部についた羽飾り‘冠羽’の有無で、「インコ」にはなく、「オウム」にはある。また、「インコ」の方が体の色合いが鮮やかでカラフルなものが多いのも特徴である。

- 詳しい解説 -

「インコ」とは、オウム目(もしくはインコ目)インコ科に分類される鳥の総称で、約330種類がいるとされる。体の色が赤色や黄色、青色などカラフルで鮮やかで美しく、日本においても古くよりペットとして親しまれている。オーストラリアが原産で、黄色や黄緑色が美しいセキセイインコや、アフリカ中西部に分布し、50年と長寿命でグレーの体に赤いしっぽが特徴のヨウム、オレンジ色の顔に黄緑色の体で大きな声で鳴くコザクラインコなどが挙げられる。

「オウム」とは、オウム目オウム科に分類される鳥の総称で、オウム目約350種のうち、約20種がいるとされる。体の色が白色や黒色などの単色の種類が多く、「インコ」とともに古くよりペットとして親しまれている。オーストラリアが原産で、体はグレー、頭部の冠羽は黄色で特徴的な頬の丸いオレンジ色が可愛らしいオカメインコ、頭部は白色で冠羽は立ち上がる種類と背中に向かって丸くなる種類があり、体は灰色、お腹が桃色のモモイロインコ、鮮やかなグリーンの体に美しい鳴き声が特徴のビセイインコなどが挙げられる。

「インコ」と「オウム」の違いは、頭部のトサカのような羽飾り‘冠羽(かんう)’の有無であり、「インコ」には冠羽がなく、「オウム」には冠羽がある。