蒸すと茹でるの違い・意味

蒸すと茹でるの違いとは

蒸すと茹でるの違い

- 概要 -

「蒸す」も「茹でる」も食材を加熱する調理方法のひとつであるが、「蒸す」とは水を蒸発させて、食材が四方八方から蒸気を取り込んで熱するのに対し、「茹でる」とは水や湯で食材を加熱する調理方法のことである。「蒸す」調理法では、食材の持つ栄養素が溶け出しにくいのが特徴である。

- 詳しい解説 -

「蒸す」も「茹でる」も、食材を加熱してまんべんなく火を通す調理方法のことであるが、「蒸す」とは、直接、水蒸気を食材にあてるのに対し、「茹でる」とは、食材を水や湯で加熱する方法のことである。

「蒸す」とは、難しく呼ぶと直接接触電熱法または凝縮電熱法であるが、水を蒸発させて100℃または一定温度の蒸気を作り出し、庫内の食材に四方八方から漂っている蒸気が吸収されていき、熱が入り、反対に熱を放出した蒸気は水に戻っていく原理を使用した調理方法のことである。例えば、蒸しパン、蒸し野菜、蒸し饅頭など。

「茹でる」とは、水や湯で食材を加熱することで、中までしっかりと火を通すことを目的とする。例えば、パスタを茹でる、卵を半熟まで茹でる、じゃがいもを茹でるのように使用する。